【片麻痺自主トレ】紙を押さえる、折る・ちぎる、定規で線を引く
今回は、紙を押さえる、ちぎる、定規を引くなどの机上で紙を用いた動作での自主トレについて、ポイントを整理しつつご紹介します。
紙は、A4やA3などご用意できるもの、もしくはチラシなど不要になったものでもかまいません。
麻痺の程度によって、紙の材質で押さえやすさやちぎりやすさなども変動するかと思いますので、色々試していただき、ご自身の体に合った材質のものをみつけていただければと思います。
紙を押さえる
「何とか非麻痺側手での助けにより机上に手を置くことができる」「非麻痺側手での助けにより指の曲げ伸ばしの動きがでるが、自力での指の動きが出づらい」「握ったらなかなか力が抜けづらい」といった麻痺の程度の方にとっては、紙の上に麻痺側手を置き、紙を押さえるという動きを学習する練習が有効となりえます。
上写真のように、できれば指を伸ばした状態で、紙に腕・手の重さと力をかけて押さえ込みます。
難しい場合は、上写真のように手指を握り込んだ状態でも、前腕が少し回外(掌が上に向いてしまう)した状態でも、ご自身でできる範囲でOKです。
紙を折る・ちぎる
非麻痺側手で折る・ちぎる動きに対して、押さえた麻痺側手をできる限りずれないように固定します。
また、「指の動きが出てきているが、ピンチ力が弱い」「親指・人差し指・中指を中心としたつかむ動きや手首も含めた滑らかな動きを課題としている」方にとっては、紙を折る・ちぎる側の手の動きの練習が有効となりえます。
また、「指の動きが出てきているが、ピンチ力が弱い」「親指・人差し指・中指を中心としたつかむ動きや手首も含めた滑らかな動きを課題としている」方にとっては、紙を折る・ちぎる側の手の動きの練習が有効となりえます。
定規を押さえる・線を引く
押さえる動きの中でも、押さえる箇所が小さくなるため、難易度が上がります。親指や人差し指の押し付けや固定力を高める意味でも有効となりえます。
ペンを握る動きが備わってきている方は、ペンで定規に沿わせて引く作業がいい練習になるかと思われます。
定規に沿わせてペンを動かす動きは、肩・肘・手首・指の支持性と分離的な動きが必要な難易度の高い動きではあります。
ご自身の状態に合った動きやそれに応じて習得したい動きを選択していただき、少しずつ練習していきましょう。
お一人で難しい場合は、私たちとマンツーマンで一緒に取り組んでいく中で、動きの程度に応じた動作方法を少しずつ習得していければと思います。
PIECEsでは、脳卒中等の後遺症に悩まれる方を対象に自費リハビリを提供しています。
お困りの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
ペンを握る動きが備わってきている方は、ペンで定規に沿わせて引く作業がいい練習になるかと思われます。
定規に沿わせてペンを動かす動きは、肩・肘・手首・指の支持性と分離的な動きが必要な難易度の高い動きではあります。
ご自身の状態に合った動きやそれに応じて習得したい動きを選択していただき、少しずつ練習していきましょう。
お一人で難しい場合は、私たちとマンツーマンで一緒に取り組んでいく中で、動きの程度に応じた動作方法を少しずつ習得していければと思います。
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