自費リハビリサービス 通所型と訪問型の違い

自費リハビリ 訪問と通所どちらが良い?

現在、特に東京都では多くの自費リハビリサービスの提供事業者が増えてきました。自費リハビリのサービスを大きく二つに分類すると、訪問型と施設型(通所型)に分けられます(オンラインを使う遠隔型もありますが、今回は割愛します)。

当施設は、来所が難しい方に対しての訪問サービスも実施していますが、メインは店舗に来ていただく『通所型』の保険外リハビリサービスとなります。


訪問型と通所型では、それぞれ特徴があります。

訪問の最大のメリットとしては、自宅にいながら、より実生活に即したリハビリを受ける事ができるという点が挙げられるかと思います。また、自宅でリハビリが受けられるため、天候にも左右されません。


一方、通所型は天候に左右されやすく、電車などを利用する場合は移動面の安全性という点において、訪問と比較し懸念事項として挙げられるかと思います。

このように考えると、訪問サービスの方が受ける側にとっても提供する側にとっても良さそうに思えますが、我々は店舗を作ることにこだわりました。


理由はいくつかあります。


まず一つに「訪問型のリハビリサービスだけでは、サービス提供の限界がある」という点です。
訪問の場合、リハビリで使用する道具は持参する必要があるのですが、持っていける道具の重さや大きさに限界があります。”道具が少ない=質の低いリハビリ”では決してないので、訪問でも十分なサービス提供はもちろん可能なのですが、店舗でのリハビリと比べると出来ることに制限は出てしまうかと思います。


二つ目に、「訪問型のリハビリサービスは、介護保険の訪問サービスとの差別化が難しい」という点が挙げられます。
介護保険では、訪問看護と訪問リハビリというサービスがあります。それぞれ、必要な方はリハビリ専門職による訪問サービスが受けられるのですが、保険外サービスを訪問型のみで実施すると、この介護保険サービスとの差別化がやや難しくなります。
介護保険でも通所型のリハビリもあるのですが(デイケア)、通所型はマンツーマンの時間が少ないという特徴があります。そのため、我々としては、店舗を作り、通所ができる体制を整えた上で必要な人に訪問も届けられた方が良いと考え、今の形を作っています。


三つ目に、「外に出るきっかけになり、活動性の向上や社会参加の増大につなげたい」という想いがあります。
この三つ目が店舗を作りたかった一番の理由になります。


店舗型の場合、家から施設に行くまでの間、外出準備をしたり、慣れない道を歩いたり、電車の時間を調べたり、電車に乗ったり、予約時間に間に合うように時間調整をしたり、など、様々な能力が求められます。

脳卒中などを発症し病院を退院後、数年間決まった場所にしか外出していないという人は少なくありません。

このような時に、まず外出するきっかけとしてリハビリに来ていただく場所を作りたいと思っていました。



訪問型と通所型、それぞれ良さがあります。

それぞれの特徴を知り、ご自身に合ったサービスを選択していただければと思います。


PIECEsでは、脳卒中等の後遺症に悩まれる方を対象に自費リハビリを提供しています。通所が難しい方には、都内を中心に訪問でのサービス提供も実施しております。
お困りの方は、まずはお気軽にお問い合わせください

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