片手での生活動作の工夫~片手で包丁操作~

ワンハンド調理板

こんにちは!

今回も石川が担当した方の経験例を踏まえた上で、料理の作業工程のひとつである、「まな板上での包丁やピーラー動作」について、便利グッズと合わせてご紹介します。



こちらはアビリティーズ・ケアネットの商品で、ワンハンド調理板というものになります。


左上の角にコーナーエッジがついており、カットする時に食材が動かないようにしたり、パンにジャムを塗ったりできるようになっています。

また、右側の3本の釘に大根やにんじんなどの野菜を刺して固定することで、片手での包丁カットやピーラーでの皮むきなどが可能となっています。

実際に私も体験してみましたが、野菜の中心部を釘にしっかり刺して固定することができれば、包丁でのカットも行うことができました。

ただし、釘が3本と少なめではあるので、食材は大きすぎず小さすぎないものを選ぶ必要があります。また、柔らかすぎる食材は釘に刺さりづらいので、少し硬めの食材が望ましいです。

また、釘の先が鋭いので、誤って手が触れるとケガをしてしまう可能性があるので、力加減や切る位置なども十分考慮した上で、慎重に行う必要があります。

そのような制限や注意点がありますが、うまく扱うことができれば、片手での包丁やピーラー操作の幅が広がり、調理できる種類の可能性が広がりそうです。

こちらの商品は、左右両手兼用となっているようで、まな板を縦や真逆の向きに変えることで、自身がやりやすい位置や角度に調整して行えるそうです。














また、まな板の裏も、四隅がシリコン素材で滑りづらいような設計になっています。

介護保険内の福祉用具購入品にも含まれているとのことです。

実際に同じような悩みを抱えている方に何かのヒントとなれば幸いです。
 

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