スポンジを使った麻痺手をケアする方法

【片麻痺自主トレ】スポンジを使った麻痺手をケアする方法

今回紹介するのは、以下のような方を対象とした自主トレです。

・麻痺手の緊張が強く、握ったままになっていることが多い
・感覚も少し鈍く、手を忘れてしまうことがある
・麻痺手を開くことが少ない
・伸ばそうとしても抵抗感が強く、なかなか指を開くことができない


用いるのは食器用スポンジです(スポンジでなくとも、タオルなどでも大丈夫です。)






















【手順1】
非麻痺手で麻痺手の表面(掌側)をこすります。
指が握りこんでいて、掌全体をこすることが難しい場合は、可能な範囲で大丈夫です。




















【手順2】
指の背面を一本ずつこすり、その後手の甲全体をこすります


この自主トレの目的としては、スポンジのザラザラ感を使い、普段脳の中で意識から遠ざかっている手の認識を高めるという点になります。

また、このような感覚刺激を行うことで、手が緩みやすくなることがあります(個人差はあります)。

どうしても、指が曲がりやすくなると、「伸ばそう伸ばそう」という意識が働きます。当然指や手首をストレッチすることは大事なのですが、このように物品を使い手を緩ませるという方法が有効な場合もあります。

感覚障害などがあり、この自主トレをした後、「ピリピリ感が残る」など違和感が生じる方も時折いらっしゃいます。

その場合は、無理に実施しないように注意をお願いします。



タオルなどでも代用できますので、一度試してみてください
 

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