ストレッチボードを用いた手のストレッチ方法
痙縮に効果的?ストレッチボードを用いた手のストレッチ方法
今回は、痙縮に対する手のストレッチ方法について紹介させていただきます。
麻痺側の手を自身でストレッチするのはなかなか難しいものです。
非麻痺手でストレッチしたり、椅手を広げて椅子に押し付けたりなど、様々な方法で取り組まれているかと思います。
今回紹介するのは、ストレッチボードを用いた方法です。
回復期退院時などに勧められて購入している方も多いかもしれませんので、すでにお持ちの方は改めて参考にしていただければと思います。
ストレッチをする際に気になるのが、「1日何回何秒やればよいのか?」ということではないでしょうか?
色々と痙縮に対するストレッチに関する論文を見てみると、1回10分以上がほとんどです。
この『1回10分』というのは、10分間伸ばしっぱなしという場合もあれば、休憩を挟み1セッションの合計が10分というケースもあります。
一つ流れについて例を紹介させていただきます。
①ストレッチボードを手に装着する
②指を前に向けた状態で4分ストレッチ
③1分休憩
④指を外に向けた状態で4分ストレッチ
⑤1分休憩
⑥指を後ろに向けた状態で4分ストレッチ
これを週6日、4週間、1日3回実施したところ手関節・手指の痙縮軽減に効果がみられたという内容です。
この方法の場合、1回4分のストレッチを3つのポジションで実施するので、1セッション14分(内休憩2分)を1日3回ということになります。
こういった流れがわかると、自宅で取り組むときなどに少し参考になりますよね。
良く使われるストレッチボードですが、中には「手首が硬すぎてうまく装着できない」「無理に伸ばして痛みが出る」などの経験をした方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、他の方法を実施していくべきかと思いますので、まずは装着が出来て写真のようなポジションが取れる方は参考にしてみていただければと思います。
他のストレッチ方法なども、随時紹介していきたいと思います!
保険外リハビリ施設PIECEsでは、脳卒中等の後遺症に悩まれる方を対象に自費リハビリを提供しています。
お困りの方は、まずはお気軽にお問い合わせください
【参考文献】
W.H. Jang, et al.The effect of a wrist-hand stretching device for spasticity in chronic hemiparetic stroke patients. Eur J Phys Rehabil Med.2016 ,52, pp. 65-71
麻痺側の手を自身でストレッチするのはなかなか難しいものです。
非麻痺手でストレッチしたり、椅手を広げて椅子に押し付けたりなど、様々な方法で取り組まれているかと思います。
今回紹介するのは、ストレッチボードを用いた方法です。
回復期退院時などに勧められて購入している方も多いかもしれませんので、すでにお持ちの方は改めて参考にしていただければと思います。
ストレッチをする際に気になるのが、「1日何回何秒やればよいのか?」ということではないでしょうか?
色々と痙縮に対するストレッチに関する論文を見てみると、1回10分以上がほとんどです。
この『1回10分』というのは、10分間伸ばしっぱなしという場合もあれば、休憩を挟み1セッションの合計が10分というケースもあります。
一つ流れについて例を紹介させていただきます。
①ストレッチボードを手に装着する
②指を前に向けた状態で4分ストレッチ
③1分休憩
④指を外に向けた状態で4分ストレッチ
⑤1分休憩
⑥指を後ろに向けた状態で4分ストレッチ
これを週6日、4週間、1日3回実施したところ手関節・手指の痙縮軽減に効果がみられたという内容です。
この方法の場合、1回4分のストレッチを3つのポジションで実施するので、1セッション14分(内休憩2分)を1日3回ということになります。
こういった流れがわかると、自宅で取り組むときなどに少し参考になりますよね。
良く使われるストレッチボードですが、中には「手首が硬すぎてうまく装着できない」「無理に伸ばして痛みが出る」などの経験をした方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、他の方法を実施していくべきかと思いますので、まずは装着が出来て写真のようなポジションが取れる方は参考にしてみていただければと思います。
他のストレッチ方法なども、随時紹介していきたいと思います!
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【参考文献】
W.H. Jang, et al.The effect of a wrist-hand stretching device for spasticity in chronic hemiparetic stroke patients. Eur J Phys Rehabil Med.2016 ,52, pp. 65-71