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【片麻痺自主トレ】おはじきを用いた指の随意性運動

片麻痺上肢機能のつまみ動作訓練として、おはじきは比較的高頻度で使用される物品かと思います。

今回はつまみ動作以外のおはじきを用いた手指の自主トレ運動をお伝えしていきたいと思います。

指の分離運動練習

・随意性を促したい指の下におはじきを置きます。

・指を曲げ伸ばしして、おはじきを動かします。

・慣れてきたら、示指~小指の下におはじきを置き、すべての指を一緒に動かす、指を一本ずつ動かす、左右に動かす(外転・内転運動)などの運動をします。
 

これだけ見ると、「普通に机の上で指を曲げ伸ばしする運動と何が違うのか?」と疑問に思うかもしれません。

おはじきを使う意図としては以下の二点です。

①摩擦が少なく、指の運動を促しやすい

②物品があることで(今回の場合はおはじき)、それが知覚情報となり、運動を起こしやすい



まず①についてですが、おはじきは、表面が比較的つるつるしていて、机の上で動かすと摩擦抵抗が少なく滑らすことができます(机の種類によっては一概に言い切れませんが)。それを利用し、指の運動を促しやすくします。


続いて②についてです。これは多くの片麻痺の方が経験として感じたことがあるのではないかと思うのですが、感覚情報というのは、運動を引き起こすのに、重要な役割を持っています。
例えば、肩の運動をする際に、少しでも動かす方向に対しての誘導があると、動かしやすくなるケースが多くみられます。
それと同様で、おはじきを触れていることで、おはじきの硬さなどの感覚情報がインプットされ、結果的に運動が生じやすくなることを狙っています。
 

母指と示指の分離運動・協調運動

続いて、おはじき二つを使った、母指と示指の自主トレになります。

・おはじき二つを母指と示指でつまみます

・二つのおはじき間を滑らすように、母指と示指を動かします
 

母指と示指を協調的に動かせることは、つまみ動作を獲得する上で、非常に重要となってきます。

おはじき二つを交互に動かすことで、視覚的にも「落とさないように」という意識が働き、協調的な運動をより引き起こしやすくする目的があります。

しかし、人によっては、力が入りすぎてしまい、母指や示指が過剰に曲がりすぎてしまう(痙縮の増大)反応が生じることも懸念されますので、可能でしたら試してみて頂けると良いかと思います。



いかがでしたでしょうか?

おはじきは、100均でも購入が可能で、手の練習としては使用しやすい物品かと思います。

普通に『つまんで離す』という動作も、もちろん重要ですが、今回紹介したような運動も試して頂き、自身に合っていれば、実践していただければと思います。



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