【リハビリ】「ロコモ度テスト」

2023/10/12

スタッフの石川です。

今回は、少しずつ馴染みのある言葉になってきた、「ロコモ」について、簡単にお伝えできればと思います。

「ロコモONLINE」という公式サイトから引用させていただくと、

「ロコモ」とは、ロコモティブシンドロームの略語であり、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態  

のことを言います。

転倒による骨折、関節疾患、脊髄損傷などの運動器障害は、要支援・要介護になる原因のトップという推計データもあるとのことです。

出典:日本整形外科学会ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト「ロコモONLINE」
https://locomo-joa.jp/locomo


私たちスタッフも、病気や加齢に伴う運動機能の低下が生じている方々のサポートを行うことが多々あります。

上記サイトには、ロコモかどうかを判断するための「ロコモ度テスト」という詳細も載っており、それらを参考にしつつ、実際に私自身も行ってみましたので、以下ご紹介します。


立ち上がりテスト(下肢筋力チェック)






















40センチの台に座り、胸の前で腕を交差させた状態から、反動をつけずに両脚で立ち上がり、その場で3秒間保持します。


できなかった場合 ⇒ ロコモ度3

できた場合 ⇒ 以下のように40センチ台で片脚(左右両方)で立ち上がる























それができた場合、ロコモには該当しません。さらに10センチずつ低い台で左右ともに片脚ずつ行い、立ち上がれた一番低い台がテスト結果です。

できなかった場合 ⇒ 30センチでも両脚で立ち上がりテストを行います。30センチが立ち上がれた場合はロコモ度2、10もしくは20センチが立ち上がれた場合はロコモ度1に該当します。






















私はというと、何とか片脚10センチができましたが、本当にギリギリだったので、もっともっと筋力をつけなきゃなぁと、改めて実感しました。


●2
ステップテスト(歩幅チェック)

スタートラインを決めて、両脚のつま先を合わせ、できる限り大股で2歩歩き、両脚を揃えます。そこから、2歩分の歩幅(最初に立ったラインから、着地点のつま先まで)を測ります。2回行い、良かった方の記録をもとに、以下の計算で2ステップ値を算出します。

2歩幅(センチ)÷身長(センチ)= 2ステップ値

その数値により、以下の結果となります。

1.3以上:ロコモ該当なし
1.1以上1.3未満:ロコモ度1
0.9以上1.1未満:ロコモ度2
0.9未満:ロコモ度3





私は、2歩幅が313センチ、身長が171センチのため、2ステップ値は約1.8でした。
同年代の平均値を上回っておりましたが、今後もトレーニングを怠らないように気を引き締めます。



ロコモ25(質問用紙記入)














この1か月の間の日常生活をもとに、25の質問に答えて、回答により点数を加算し、その合計点を出します。

その数値により、以下の結果となります。

7点未満:ロコモ該当なし
7点以上16点未満:ロコモ度1
16点以上24点未満:ロコモ度2
24点以上:ロコモ度3

私はというと、4点でしたので、ロコモ該当なしとなりました。


若い方から高齢の方まで、幅広い方に対応しているテストになっておりますので、いい意味で今の自分の移動機能について客観視できる指標の理解につながるのではないかと思いました。

当施設でも、必要に応じて同様のテストを行うことができますので、やりたいという方はぜひともお声掛け下さい。

皆様にとって少しでも有益な情報となれば幸いです。


PIECEsでは、脳卒中等の後遺症に悩まれる方を対象に自費リハビリを提供しています。
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