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【片麻痺自主トレ】ペットボトルを押さえる、キャップをひねる

2023/10/27

今回は、ペットボトルのキャップの開け閉めをする動作において、ペットボトルを押さえる、キャップをひねるという動きでの自主トレについて、ポイントを整理しつつご紹介します。


ペットボトルの大きさや形は、ご用意できるものでOKですが、麻痺の程度によっては、形状や大きさの違いで動作のしやすさが多少変動するかと思います。

どちらかというと、大きい500mlペットボトルのほうが縦に長いことにより、押さえる手の固定力を要し、キャップを開ける手の上方へのリーチも必要になるかと思われます。より難易度を軽くする場合は、300ml程度の小さいサイズが望ましいかもしれません。


【ペットボトルを押さえる】
「非麻痺側手での助けにより机上に手を置くことができる」「非麻痺側手での助けにより指の曲げ伸ばしの動きがでるが、自力での指の動きは出づらい」もしくは「握ったらなかなか力が抜けづらい」といった麻痺の程度の方にとっては、ペットボトルを握って押さえるという動きを学習する練習が有効となりえます。














まずは、手指の握りの準備です。なかなか自力で指が開きづらい場合は、上写真のように非麻痺側手で指を広げるようにストレッチをしたり、手首をストレッチしたりと、指や手首の動きやすい状態を整えていきます。













上写真のように麻痺側全指でペットボトルを握り込みます。















握り込んだ状態で、非麻痺側手でキャップを開け閉めしていきます。キャップ開閉に伴う回転力に対して、ペットボトルを固定できるように押さえるようにして行います。上写真のようにキャップの開閉の向きに合わせて、その動きと反対の回転で手首の動きもつけることでより難易度の高い動きとなります。

【キャップを開け閉めする】
指の動きが出てきているが、ピンチ力が弱い、親指・人差し指・中指を中心としたつかむ動きや手首も含めた滑らかな動きを課題としている方にとっては、キャップの開け閉め動作の練習が有効となりえます。





ご自身の麻痺の程度や握力などに応じて、握り方を選択します。親指・人差し指の2指、親指・人差し指・中指の3指、上からかぶせるように全指で握り込むなど、ご自身に合った握り方もしくは習得したい動きを模索して行いましょう。


お一人で難しい場合は、私たちとマンツーマンで一緒に取り組んでいく中で、動きの程度に応じた動作方法を少しずつ習得していければと思います。


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